優勝候補アイルランドを1福岡選手の逆転トライで19:12の歴史的大勝利。
割れんばかりのスタジアムの大歓声、エールの波、フラッグ、鳴りやまぬ拍手。
引用元:Medium
試合後のインタビューであの五郎丸選手から託された不動の司令塔の田村選手は・・・
「誰も勝利を信じない中で僕たちは僕たちだけを信じてこのグランドに立った・・・」
「決勝を目指して僕たちは仲間を信じて戦い抜く」・・・こういった趣旨を述べました。
前半、見方の怪我からリーチマイケル主将が割れんばかりの拍手に迎えられてグランドへ出て来ました。
そして相手の強固なスクラムを阻むなど果敢なプレーにスタジアムからエール喝采。
「相手のやることが見えてきたので日本のゲーム展開が思うように出来ましたし、緻密なゲームプランを
一人ひとりがしっかり実践出来たことが勝利につながった」とも。
解説の五郎丸選手も感無量といった感じでエールを送り続けてましたね。
2015年の南アフリカを撃破したあの感動が4年後に再現したのですから。
しかし今回の勝利は奇跡ではなく日本ラグビーが世界で戦える本物の力を付けてきた証ですね。
日本中の人がそのことを実感したことでしょう。
過酷な練習に耐えて鍛え抜かれた熱き男たちが、感動のドラマを見せてくれました。
ここでアイルランドチームはどれだけ凄いのか すこし説明しましょう。
ヨーロッパ6ヵ国対抗で何と2度も優勝してるチーム。
そのチームを率いるのがジョー・シュミット監督。
2013年に監督に就任後、僅か2年間でチームを6カ国対抗2連覇に導いた実績の持ち主と報道されていました。
「私は5年間、選手が自身の可能性を発揮できるよう一生懸命手助けをしてきたし、
選手たちから自分にどれだけ可能性があるか学ぼうとしてきた」・・・
この言葉からも並外れた資質の指導者と想像できますね。
そんな名将の下で頭脳も身体能力も鍛え抜かれているアイルランドチーム。
日本チームの中に苦手意識がかすめなかったかと言えば嘘になるでしょう。
だからこそ日本チームは打倒アイルランドを練りに練った筈です。
小出しのパス回しや正面突破の正攻法を織り交ぜながらトライ、キックを炸裂させました。
冷静な試合運びはあの五郎丸選手をもへとへとにしたと言われる過酷すぎるほどハードな練習量でしょう。
だからこそ、世界を狙える位置にいられるのですね。
観るものをここまで感動に包んでくれてる日本チームにこころから拍手です。
映画解説者の水野さんの言葉を借りると、「いやぁ~~、ラグビーって本当に面白い」!